14年前からEM(有用微生物群)を使って三河湾の浄化活動を行っています。三河湾は琵琶湖と同じ面積を持つ閉鎖型の内湾で、本格的に活動を開始したのは1997年からですが、今ではオール三河で2000人もが参加するようになりました。活動開始の年からCOD値判定は年々好転し、4年前からは、湾に流入している矢作川に天然の稚鮎が大量溯上するように。湾内でも、死滅が叫ばれていたスナメリ(イルカの一種)が群れをなして、元気に泳ぎ回る姿が見受けられるなど、喜ばしい報告が上がっています。その成果を発表すべく、京都での「世界水フォーラム」に参加した時のこと。会場に早く着いたので、何の気なしにあるシンポジウムをのぞいたら、フィンランド人の世界医師会会長が「私の国には『良い水は、最高の良薬である』という諺がある。私達医師も決して水を汚さないようにしよう」と。衝撃が走りましたね。医学界の最高峰の方の公式発言ですよ、それも、環境先進国の。やっぱり水は重要なんだと、改めて再確認しました。
自然にも私自身にも回帰水効果
そんな折、回帰水を紹介され、すぐに静岡・藤枝の釣堀、豊橋大崎海岸など、回帰水を使って浄化されている所に行ってみました。長年活動しているから、効果を測るポイントはわかるんですよ。ヘドロの跡はあるが臭いはない、鳥がやってくる、魚が泳いでる、とかね。で、EMと併用すれば、鬼に金棒だと。しかも、EMは培養したり運んだりする手間がかかりますが、回帰水なら家庭で普通に使うだけで浄化につながるから、一挙両得です。
そこで昨年の5月に台所にVIPをつけたのをはじめ、トイレにはどんぶら子、風呂ではスパを用いています。おかげで我が家の側溝がきれいになって。これが三河湾に流れていくと思うと、嬉しいですね。庭にも回帰水をまいていますが、芝生にミミズの作った穴ができちゃって。でも、ミミズも棲める安全な土だと思えば、見た目は大したことじゃない。実は、私は以前血糖値が340もありまして(標準値は70〜109)。医師からの薬に加え、河口博士の指示によるファイコミンと回帰水をとっていたら、4ヵ月でほぼ標準値まで下がりました。これには驚きましたね。
『これから』の国にこそ回帰水を
私はオイスカというNGO法人の活動もしてまして、西尾地区の事務局長を務めています。オイスカはアジア・アフリカの発展途上国支援のため自然農業、産業、植林の定着、勤労精神を教える人材育成を行っており、昨年8月にはモンゴル支局の発会式に招待されて行ってきました。モンゴルのメンバーは官・学・財界のそうそうたる顔ぶれです。環境大臣との会談もセッティングされていましたので、自信をもって回帰水の説明と機器の設置を提案してきました。私の投じた一石が大きな波紋となっていってくれることを、期待すると共に信じています。
↑モンゴル訪問の様子を地元紙『三河新報』に連載