私が理事長を務めている「くるみ会」は、障害者の自立支援施設を運営している社会福祉法人です。
30年前に発足し、今ではこの室町の里山をはじめ、西尾市の3町にわたる施設に成長。
室町の施設内で生活する50名、通いでやってくる250名、職員150名の大所帯となりました。
障害の程度に応じ「できる人ができることを」モットーに訓練及び作業に従事していますが、経済的自立支援事業としては農業、縫製、リサイクル&リユースといった部門のほか、これからお話しするクリーニングは施設開所時からある部門。現在職員を含めて6名が工場で従事し、別途、集配も職員と共に行っています。
回帰水との出会いは2年前。
西尾市での環境フォーラムに参加したのがきっかけで、自宅と施設の厨房&事務室にVIPを導入してみたんです。ちょうどその頃、クリーニング部門が行き詰まっていて。時代のすう勢で、絨緞や毛布といった大物をはじめ受注する衣類が減少していること、一方、排水の汚れで周囲の環境汚染が懸念されること、洗剤や漂白剤で作業者の手荒れ・肌荒れが著しいなど、問題は山積みでした。そこで、回帰水を使ってみてはどうかということになりまして。バケツに2杯、ドラムの中に入れてみたんです。すると、白衣の激しい汚れがきれいに落ちて、その白さに一同びっくり! これに意を強くして積極的に取り入れ、起死回生を図ることに。使う水も大量ですので、思いきって元付けタイプのPC—08を取り付けることにしました。
質の高い仕上がりで、環境にも優しく
回帰水に加えて洗剤や柔軟剤にEM(有用微生物群)も併せて使うこととし、化学洗剤や漂白剤は廃止しました。
回帰水でクリーニングしたものは白さが際立ち、色柄ものは鮮やかに、セーターなどはふんわりやわらかく仕上がります。一旦よそに頼んだものの、「白さが違う」と再び戻ってきてくださったお客様もいらっしゃるんですよ。
作業者達の手荒れも治まったし、以前は始業時に工場のドアを開けると室内にこもった化学洗剤や漂白剤の臭いがひどく、皆我慢していたんですが、それも解消。
また、洗濯物に静電気が起きないので、防火面でも安心と、作業環境も快適になりました。
でも、排水がきれいになったのには、本当に驚きましたね。
以前は茶色く濁っていたのがほとんど透明になって、嫌な臭いもないんです。これなら周囲の環境にも安全です。その証拠に、施設のそばの沢に蛍の群生地があるんですが、今年も存分に楽しませてもらいました。
市の行政も応援してくださるようで、市役所内の一室に洗濯物の取次ぎ場所を設けようか(笑)などといった話も出ており、いい形で事業が展開できていければいいなと思っています。
また、全国のGP会員の皆さんにもご利用いただければと思います。
洋服・和服とも宅配便で受付・配送致します。ぜひ、回帰水クリーニングのクオリティを実感してみてください。