大東農産加工場/パン工房 米風香 ~回帰水使用のお店~

 

地元産の米と大豆+回帰水の餅とみそで勝負に出た

雲南市は県東部に位置し、島根県で唯一、海に面していない内陸の市。南は広島県に接している山間地域にあり、平成16年に6つの町村が合併し、誕生した。

その町のひとつ大東町で、地元産の米や大豆などを使って餅、みそ、きな粉などに加工し販売している大東農産加工場。

代表の中西正義さんは、「時代の流れでここもご多分に漏れず、高齢化に伴って過疎化は進むし、若者の農業離れで後継者もいなくなっている。地場産業を根づかせ、なんとか活性化はできないものか」と打開の方向性を模索していました。産業を決めるにあたり、扱う商品については

①100%、地元産の作物を使うこと

②通年で生産できる商品であること

この2つが、譲れない絶対条件でした。「あくまで地元の産業活性が目的でしたから。通年であれば、働き手も社員として連続雇用の保証ができるしね」

その結果、たどり着いたのが餅とみそ。もち米、麹、大豆、すべてが雲南産のものです。知らない向きが多いかもしれませんが、この奥出雲地域、実は西日本の米どころなのです。

 

「もう、よそのは食べられん」と言われるほどの人気の品に

農協の合併により使われなくなった施設跡を工場として再利用してスタートし、以来足かけ15年。現在、主力商品の年間生産量は餅が15〜20トン、みそが10トンほど。商品は、自らが運営している「出雲大東産直市『ほたる』」をはじめとする市内の売り場におろしているほか、松江市内のスーパーでも販売されています。

「もうひとつ、意識しているのが『安心・安全』であること。健康志向のこの時代、当然ではあるんですが」。回帰水を導入したのも、その流れの一環です。自宅にVIPを付けてそのよさを実感していた中西さん、工場でも使いたいと、餅と大豆の加工場にそれぞれMAX2000を導入しました。「比較試験をしているわけではないので、どこがどう違うか言えませんが、たとえば餅。添加物を一切使っていないのに、カビは生えないね。それに、餅でもみそでも同じような商品が多くあるなか、『ここのを食べたら、よそのは食べられん』というリピート買いのお客さんが増えているって。そんな話をスーパーの方などから聞くにつけ、やはり効果はあったと思います」

 

 

パン工房・米風香のもっちりしっとりの米粉パンで次世代にバトンをつなぐ

そのかたわらでもうひとつ、新たな試みがスタートしました。平成23年9月、大東農産加工場の一角にオープンした米粉パンの店「米風香」。過疎化に伴っていつしか街から消えたパン屋さんの復活を願う住民と、中西さんの思いが結びついて形になったもの。ここでも「100%地元産の作物を使う」「通年で生産できる商品」という2大原則は貫かれています。大東町の契約農家から購入したコシヒカリを粉にし、同じく地元産の卵や野菜を使ってのパンづくり。ここでも『回帰水』を標準使用し、パン生地の練り水や調理系パン用の野菜の回帰水処理、洗い物などフルに活躍させています。野菜の鮮度が長く保てるのは言うに及ばず、排水溝がきれいになって厨房内に嫌な臭いがこもらず、清潔&快適に過ごせるそう。

店内に並ぶのは、食パンやフランスパンといったプレーンなものから甘くてお菓子感覚でいただけるデニッシュ類、食べごたえのある野菜たっぷりのピザパンまで、一日に約50種類!

 

 

「米粉のパンは、もっちりしっとりしているのが特徴。小麦粉のパンとはまた違った味わいを楽しんでほしいですね」と、店長の林さん。実は、中西さんの娘さんです。そしてスタッフは林さんをはじめ全員女性。「仕込みは朝5時頃から始めるので決して楽ではありませんが、みな弱音も吐かず頑張ってくれています」と林さんが言えば、中西さんも「スタッフの1人は松江の製菓の専門学校を卒業した人。『ぜひとも働きたい!』という熱意にほだされて採用しましたが、近辺ではせっかく学んだことを活かせる場がないのが実情。それが問題なんです」と、言葉を添えます。若い人が働ける場、学んだことを生かせる場がないと、地域活性化も単なるお題目で終わってしまう。そうならないためにも頑張らねば、と。

 

 

大東農産加工場

島根県雲南市大東町飯田41-12

TEL(0854)43-6686

 

出雲大東産直市 ほたる

島根県雲南市大東町飯田36-12

JR出雲大東駅隣接

TEL(0854)43-3840

8:30〜18:00 お盆・正月休み

 

パン工房 米風香

島根県雲南市大東町飯田41-12

TEL(0854)43-3849

9:30〜17:30 日曜・月曜定休

2013年05月10日