『回帰水』が支え、
深めた家族の絆。
グリーンプラネットは、よく家族的な団体だと言われます。損得抜きで相手のことを思い、相手を良くすることだけを考えているからですが、武井さん一家は全員がGPメンバー。GPそのものというご家族です。
武井ファミリーのプロフィールを紹介すると、お母さんのたけ子さんはTMEC、長男の磯雄さんと次男の和喜さんは共にMEC、長女の美牧さんはMGA。そして、磯雄さんの奥さんの理恵さんも、系列は違いますがMEC——金太郎あめではありませんが、どこを切ってもGPが顔を出す、そんな一家です。さぞかし順調に伝わったのだろうと思いきや、遠慮のない家族だからこそ難しいこともありました。
紆余曲折の後に全員が
山梨県清里で30年以上もペンション・コットンハウスを営んできたたけ子さん。コットンハウスに回帰水が導入されたのは25年程前のことですが、スタートは決してスムーズではありませんでした。ペンションの仕事を手伝っていた和喜さんがある日、たけ子さんに無断でVIPを設置。たけ子さんは20日間の試用期間中に返そうと思っていたそうです。「3L水飲み健康法なんてとんでもないと。だけど水が美味しくて飲めたんですよ。私はいろんな病気を持っていたんですけれど、何か自分の体がスッキリしたようで。お客様にもごはんやスープが美味しくなったと言われて、そうかやっぱり水かと。そのうち20日間が過ぎてしまって、返せないというか手放せなくなりました」
武井ファミリーと回帰水の不思議な縁を感じるのですが、実は回帰水とのおつき合いは美牧さんが一番古く、たけ子さんと和喜さんが清里でああだこうだと言い合っている頃、すでに住まいにはVIPが付いていました。美牧さんに回帰水を伝えたのは桑野美咲(MGA)さん。美牧さんとは高校の同級生です。「私自身ナチュラル志向でしたし、美咲さんの人間性を信頼していたので迷いはありませんでした」と美牧さん。「ですが、和喜さんに伝えたのは私ではないんです」。同級生には中込登(MGA)さん、金丸寿(MEC)さんがいて、同じ高校の一年後輩だった和喜さんに伝えたというわけです。「回帰水が伝わったのは私の方が先でしたが、私には看護師という仕事がありましたので……GPを捉えて活動を始めたのは和喜さんの方が先です」
GP活動に関しては、家族の中で長男の磯雄さんが一番最後になりました。この時は美牧さんが大活躍。回帰水にもGP活動にもノーと言い続ける磯雄さんを、何と4年半もあきらめずに説得。「GP本部で日髙さんに会い、日髙さんと鬼塚さんの話を聞いた時に、兄がダブって見えたんです」。これは何としても伝えなければと思った美牧さん。「うるさいくらいしつこかったです。多分嫌われていたんじゃないかな。身内じゃなかったら訴えられていたかも」。磯雄さんも「4年半、ノーと言うのは辛かったですよ。誘う方も辛かったと思いますけど」。そんな紆余曲折を経てがっちりスクラムを組んだ武井ファミリー。磯雄さんは「GPの活動はどんなに自分が頑張っても、先が広がっていかないと成り立ちません。ということは僕が一番最後になったのには意味がある……これは縁の下の力持ちとして家族を支えていけということだと気付いたんです」
どんな時も前向きのGP魂
平成26年夏、ママさん、ママさんと皆に慕われたたけ子さんを中心に回帰水の輪を広げていった武井ファミリーに、思わぬアクシデントが起こりました。和喜さんが畑で熱中症で倒れたのです。生死の間をさまよう程の重体で、回帰水のおかげで何とか命は取り止めたものの後遺症が残るという状態。これから先、どうしたら良いかと考えていた時、美牧さんから提案がありました。
千葉県鎌ケ谷市に「ここあんすの家・ひまり館」という老人施設がオープン。ここの施設長として、同じ看護師である美牧さんのママ友が就任し、美牧さんに力を貸してもらえないかという依頼があったのです。「ひまり館」は千坪もの敷地に南欧風の中庭のある平屋建て。老人ホームというよりリゾートホテルのような感じで、ペンションのような温かみのある施設にしたいとのことでした。デイサービスの施設も併設されており、ここなら和喜さんのリハビリにも良い。ママさんも一緒に来て、施設を手伝って欲しいという申し出に「いろいろ考えたけれど、この機会にペンションを手放そうと。和喜と一緒に千葉へ移って、第二か第三か分からないけれど新しい人生を、新しい場所、新しい人達と始めるのもいいかなって。美牧や孫も近くにいるし和喜には悪いけれど、70歳を超えてその先の計画がきちっと出来たように思いました」とたけ子さん。GP活動も山梨の方をフォローしつつ、千葉での新規開拓に取り組んでおり、早速「ひまり館」のキッチンにVIPが。和喜さんの回復ぶりを通して、改めて回帰水のすごさを感じたという美牧さん。たけ子さんは「今日があるのも、いい人達とのご縁があってこそ。こういう環境をいただけて、本当にありがたい」磯雄さんも「和喜の顔がここに来てから穏やかになった。それだけでも良かったと思っています」
ファミリーを代表して磯雄さんから「家族揃ってGPという環境の中にいるおかげで、親子関係も楽しいし、兄弟間もちゃんと向き合える。家族だから肉親だから出来るということも多いので、やっていて本当に良かったという、第二、第三の武井家が出て来て欲しい。妻も含めて、家族が良き理解者であり、良きライバルであるということは、素晴らしいことだと思います」