午前11時、次々と焼きたてのパンが並び、店内に良い香りが溢れると、待ちかねたようにドアを押すお客様。駐車場にも車が続々と入ってきます。そして2時間後の午後1時、今日焼いた400個程のパンは残りわずか数個に。
「ちょうど良いペースだったわね」と鈴木一枝さん。週末には行列の出来るパン屋さん「バターロール」のご主人です。
元々パン教室の先生をしていた鈴木さん、パン作りに携わって32年、ここ羽生のお店は13年前にオープンしました。昼食用にと言う若い男性、職場の皆の分をまとめ買いと言う女性、いつも同じものを買うと言う高齢の方。車で来ていた女性は「嫁いで別の町に住んでいますが、実家に来た時には必ず寄ります。今日は久しぶりなのでとても楽しみ。美味しいですよ」と。これだけたくさんの人々に長い間愛され続ける理由は、もちろん美味しいこと。そして1個100円という、今時珍しい安さ!!
火・金・土の営業日は午前3時起床。パン種の仕込みから調理パンの具材作りまで、全てその日に。安いからといって素材も作り方も手抜きは一切無し。
『回帰水』を使い始めて10年になりますが、良質な素材がどんどん高騰する中、回帰水処理をすれば普通のものでも美味しくなり安全性も高まるので、何とか価格を維持していられるとか。お店の衛生管理や掃除にも大いに役立っており、「回帰水に出会っていなかったら、とうに閉店していましたね」。とは言うものの粉や卵といった材料を厳選し、店の看板だからとバターロールには一流のシェフやパティシエがこぞって選ぶC社のバターを使用。こだわりは水ばかりではないのです。
お洒落ではないけれど日々の暮らしに溶け込んで、毎日でも食べられるものが一番と言う鈴木さん。「バターロール」のパンに込められたそんな思いは、お客様に確かに伝わっているようでした。
バターロール
埼玉県羽生市南5-3993
TEL( 048)561-0311
11:00~17:00
(ただし、パンが無くなり次第終了)
火曜・金曜・土曜のみ営業
使用機種/VIP、PC-03