東京・保谷と埼玉・朝霞を結ぶ幹線道路沿いにある「らーめん創房 魁花」。
国産小麦を使っての自家製手打ち麺に、仏料理畑出身の店主が作る鶏ガラと魚介系の選べる2種類のスープ、化学調味料不使用の安全性。それだけでも十分そそられますが、注目すべきは天然もの魳の限定の煮干しをベースにした魚介スープ。
魳は高級和食のだしに使われるとあって上品でさっぱり、ほのかな甘みの感じられる味に、ファンも多数。お昼時には行列ができ、ラーメンは脂っぽくて…と敬遠しがちな熟年の方や、食べログなどでチェックし、遠方から食べにくる客も多いとか。
店内は、カウンターをはじめすべてのテーブルに銘木の一枚板を惜しげもなく使い、南国リゾートを思わせる天井の大型ファンやモダンな照明、カフェのようなお洒落なトイレ…と、およそラーメン屋とは思えない趣。
「女性客が一人でも来られるような雰囲気になるようにしました。味だけでなく、空間も含めて快適な食の時間を提供したい」と、オーナーの酒井利男さん。あえてラーメン屋の既成概念を覆すように意識したと同時に、「誰もやっていない、独創的な店にしたかった」とも。
そんな酒井さんのおめがねにかなったのが、MB‐1200 を通しての『回帰水』。自慢のスープと自家製麺に使っているのはもちろんのこと、各席にはセルフサービス用のウォーターサーバーを設置。客が手軽に気兼ねなく回帰水を飲める贅沢さです。
一昨年の10月開店ですが「お客様をお待たせすることなく食べていただける自信がついたから」と、1年後に初めてチラシを配ったという謙虚さに、教えられるところも大。地域密着型の店を目指し、店主の酒井利晃さんは今日もおいしい一杯に腕を振るいます。
天然魳煮干だし らーめん創房 魁花
埼玉県新座市片山1-21-35
TEL(048)424-2285
11:00〜15:00 17:00〜22:00 木曜定休
※スープがなくなり次第終了