五穀豊穣は回帰水で・・・専門家の選んだ回帰水

 

自分で育てたお米の味は格別

「毎日いただくお米を自給自足してみませんか!」という古川治子ECの呼び掛けに応えて集まった回帰米オーナー。茨城県つくばみらい市で農業を営む古谷道男さんの指導による回帰水での米作りも2年目を迎えました。
古谷さんは6年ほど前から回帰水を使って米作りに取り組んでいます。高齢化は農家も例外ではなく、耕す人のいない田畑が増えており、近所のおばあちゃんに「田んぼを借りてほしい」と頼まれた古谷さん。せっかくだからと古川ECを通じ、「回帰米オーナー」を募ることに。田植えや稲刈りを通じて自然と触れ合え、安心・安全な回帰米を食べることができ、休耕田の活用にもなるという一石三鳥の企画にたくさんの人が賛同してくれました。
栽培品種は「コシヒカリ」と「ミルキークィーン」。『無農薬号』『農業用どんぶら子』を使用しています。猛暑・ゲリラ豪雨・台風に加えて放射能と今年は厳しい条件が続きましたが、回帰水で育てた稲はめげずに元気に育ちました。放射性物質検査も「検出せず」の結果にひと安心。
オーナー参加のイベントは「田植え」「草取り」「収穫祭」「脱穀」の4回。田植えと収穫祭には60人を超す参加がありました。

 

 

5月8日。雨天決行の通知でしたが晴天に恵まれた田植え日和(?)。寺畑ふるさと会館に集合し、着替えの後、古谷さんから注意や指導をうけていざ出陣。手慣れた人、及び腰の初心者、蛙を追う子どもたちと……てんやわんやの田植えながら、なんとか終了。昼食のおにぎりの何と美味しかったこと! 周りの田んぼと比べて、青々としっかり育っている回帰米。暑い最中の草取りは大変さを予想していたのですが、『回帰水』や『農業用どんぶら子』の効果か、雑草が少なく、何やら拍子抜けでした。
9月11日。待ちに待った収穫祭。見事な黄金色の田んぼに感動。稲を刈るチーム、竹で「オダ」を組み、刈り取られた稲を干すチームと2班に分かれての作業。稲刈りはともかくオダづくりは難しくなかなか上手くいきません。試行錯誤しているうちに突然の土砂降り。残念ながら中断せざるを得なくなってしまいました。でも寺畑ふるさと会館には、新米のほかほかおにぎりが待っています。心とお腹が満ち足りたところで、俳人の小林さんをゲストに収穫祭記念の俳句コンテストを開催。様々な思いがこもった力作揃いのなか、安永さんの「稲刈りだ! 日本の希望回帰米」が見事金賞を射止めました。9月25日には無事脱穀終了。次回も多くの方々の参加をお待ちしています。

 

 

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専門家の選んだ回帰水

 

 

では、農家の方々が回帰水をどう稲作に使用しているかというと——。
今回ご紹介するお二方は、どちらも苗床に回帰水を用い、田植え以降は水田に『農業用どんぶら子』を投入して育成しています。回帰水を使った稲は病気に強く、虫がつきにくいのが特長です。また、一般の水で育てた稲に比べて成長が早く大きく、一方、根は長く太くて土中での張りがよいため、養分の吸収もよく、しっかりと実をつけるといいます。
群馬県・大泉の宮永さんご夫婦のところでは、自主流通米として1町歩分(約三千坪)、70俵分の稲作に回帰水を使用しています。品種はコシヒカリ系の「ヒノヒカリ」。今年で3年目ですが、播種から育苗まで回帰水で育てており、後は天然貝化石肥料とEM菌・モミ殻堆肥・米ぬか肥料の完全有機栽培。「病気予防と防虫のため、種モミを農薬に浸けるのが普通ですが、ウチでは農薬はいっさい使いません。高温殺菌を10分程行えば大丈夫」。成長が早いうえに丈も大きいので、田植えの際も、一般に苗一株に5〜6本のところを2〜3本で十分なのだとか。その後は1反につき15個の『農業用どんぶら子』を投入。結果、人体に無害な木酢液での消毒だけで、安全な米ができるのです。味のほうも「甘い。このあたりじゃ、それまで食べたことのない美味しさ」だそう。

 

 

そして、回帰梅でもおなじみの佐久市の無農薬農家、吉澤さん。「コシヒカリ」栽培を、米農家・六川さんの水田に依頼しています。「六川さんは、いつも特A米の認定を受ける米作りの名人。回帰水を組み合わせれば、さらに美味しい米ができる!」という思惑どおり、今年も特A米(※)の認定を獲得。「今夏、大型台風に直撃されたけど、根がしっかり張っているからね。倒れず、無事収穫できました」と、吉澤さん。米は1年に1回しか収穫できないリスクの高い商品です。それだけに、確実性とよりよい品質性を求めて真剣に取り組むのも当然。同時に、米は日本人の魂「ソウルフード」です。だからこそ自分自身はもちろん、子供や孫たちのためにも、安心して食べられる安全な米を送り出したい——。そんな使命感と願い、そして矜持が、回帰水を選択させているのです。

 

※特A米…コシヒカリ米の最高級ランク。新潟県の魚沼地域ほか全国で指定された5地域で栽培された米のみを対象とする。認定は毎年行われ、できが悪ければ同じ水田の米であっても、認定が得られない。

2012年02月17日