板野ラーメン やまふく*隠れた主役は回帰水*

 

2010年4月にオープンした「やまふく」で出しているのは、化学調味料をいっさい使わず、体に優しい「板野ラーメン」。

地元産の肉や野菜を用いて濃厚とんこつスープと鶏ガラ和風スープの2種類を使い分け、麺は自家製。もちもち平打ち麺か喉越しツルツル細麺をチョイスできるのも、嬉しいところです。

なかには『とまとちーずラーメン』など、店主山福順一さんの過去の修業経験を生かしたユニークなメニューも。

小学校の高学年の頃から「将来はラーメン屋に!」と決めていただけあって、創意工夫に満ちています。
「最近、ご当地ラーメンとして『徳島ラーメン(甘みのある、味の濃いラーメン)』が知られてきているけど、それに追従するのは潔しとしない」と山福さん。

なかでもこだわったのが、水の質。
PC—03とMB500のダブル使いで、スープはもちろん、製麺や麺のゆで水にも回帰水を使っています。

たかがゆで水、と思うなかれ。

「水が違うと歯応えなどのゆで上がりがまるで変わる。それほど水は重要」なのだそう。
特にラーメンの命ともいえるスープについては「水道水だと、何時間煮込んでもなかなかコクが出てこない。だから化学調味料を使ってコクを出そうとする店が多いんです。でも、回帰水を使うと素材本来の味やうまみがよく出て、風味豊かになりますよ。スープをとるのに野菜を12時間ほど煮ても煮崩れないし。水道水だと溶けて形がなくなっちゃうんだけどね」。もちろん、食材はすべて回帰水処理をしています。

毎日のように食べるからこそ、おいしさに加えて安全・安心できるものを!

そんな思いに満ちた「板野ラーメン」、新たなご当地ラーメンとして根をおろすのも、そう遠い日ではないようです。

 

 

【板野ラーメン やまふく】
徳島県板野郡板野町大寺字泉口39-1
TEL(088)672-0998
11:00〜15:00/17:00〜21:00 火曜定休
http://ameblo.jp/yamafuku-ra-men/

2011年04月25日