【自然回帰農法】発芽・根の張り・味が違う!

 

 

枝豆、稲、裏作としてホウレン草、ハウストンネルで野沢菜を主に栽培しています。

『回帰水』を知ったのは2年程前のこと。

地元のレストランの店長さんから、地場の野菜がほしいという話がありました。
いろいろ話してみると、できれば無農薬の安全な野菜がいいとのこと。当然ですし、私自身、より安全な農作物の栽培を考えていたので「じゃあ、やってみよう」ということになったのです。

彼から体にも野菜にもいい水があると紹介されたのが『回帰水』。「環境フォーラム」にも参加して、これなら試してみようと思ったわけです。

昨年7月に『無農薬号』のモニターになり、さっそく栽培している野菜類で『回帰水』と地下水、水道水などとの比較栽培を行いました。
播種前に種をそれぞれの水に浸け、乾燥後種蒔き。
定植後も2週間程、それぞれを散水するといった方法での比較ですが、驚くほどの差が出ました。

 

●キャベツ
根の長さ、葉の大きさ、茎の成長の早さを測定し、最後は球の大きさと重さで比較しましたが、すべてに『回帰水』が勝り、次いで地下水、水道水はどの部分でも劣っていました。
『回帰水』育ちは、柔らかくて美味しい……
これって虫もよく知っているんでしょうね。
水道水栽培のキャベツにはあまり虫がつかなかったのに、『回帰水』のほうにはなぜか青虫が集中発生しました。

●ホウレン草
大雨及びベト病の発生などで、露地栽培での比較はできませんでしたが、一部ハウストンネル栽培で『回帰水』と地下水の比較をしました。
根の長さと太さ、葉の大きさと厚みなど成長するにつれて差が大きくなり、収穫時には同じ230gでも『回帰水』なら6本、地下水だと7本という結果に。

●野沢菜
一番差を感じたのが野沢菜です。
ハウストンネルで連作すると根ぐされ病やネコブ病が発生しやすいのですが、『回帰水』栽培ではまったくといっていいほどこの連作障害が出ませんでした。
野沢菜の種は浸水することができないので、発芽後5回ほど葉に散水しています。
収穫量は前年比で225kgアップ(3アールのトンネル栽培)という成績でした。

初めて『回帰水』を使用した時、普通の水とどこが違うのか、と思いながら播種しましたが、さっそく発芽が違い、これは面白いぞと。

いろいろ試してみましたが、植物の根の張り、毛根の多さに気付きました。

根の活動が活発になれば、元気で葉が大きく厚く、また実(豆・米など)の張りも良くなり、収穫量が増えます。

農業は天候、土壌、野菜の種類によりいつも同じ結果が出るとは限りませんが、『回帰水』栽培には、私の今までの経験したことのなかった変化(病原菌の減少、成長の早さ、収穫量の増加など)がありました。

2011年01月06日