回帰水で春日部 環境浄化

 

春日部市内には、中之堀川、会之堀川、安之堀川、古隅田川などの川があります。これらの川は、農繁期以外は、生活排水と雨水だけです。休日には、大量の生活排水で汚れがひどく夏場は悪臭をただよわせています。

これらのうち、中之堀川は中間に春日部温泉の排水のおかげで水量が多い所です、このため年間通して魚が生息、釣り人が絶えることがありません。

 

 

しかし、上流の約1キロには汚れのため魚は極端に少ないので釣り人はいません。そこで川クリーン会の佐藤陞と同僚の高橋利男さんは、6月17日から回帰水を20リッター~80リッター 毎日放流続けてきました。

 

6月19日(金)放流3日目:鯉が大量に登ってきて(鯉は、BOD生物酸素要求度10位でも生息する魚です。)数日間は日中激しく動き回るので川底が見えなくなりました(放流地点まで)放流地から500メートルくらいのところまでは群をなしていました。

6月25日(木)放流9日目:放流地でメダカ一匹発見!(汚れた水の中で)

6月26日(金)放流10日目:大量のメダカが泳いでいるのを確認した。特に放流地から100メートルほど下流の岸辺に沢山いました。

7月22日(水)放流22日目:川底に生息していた緑藻がほとんど消えていました。また、川底が見えない汚れの部分は200m位になりました。魚の種類は、鯉の他、フナ、メダカ、ドジョウなど様々確認されました。

7月25日(土)放流38日目:緋鯉を2匹発見(メダカや緋鯉は、BODー生物酸素要求度4~5になると生息する小魚です)

8月15日(土)放流58日目:真鴨が3匹やって来て魚を追いかけていました。

8月17日(月)放流60日目:白サギが2羽やって来て魚を追いかけていました。

8月中旬からは雨が少ないので水量が15㎝~20㎝位になっています。これまでなら水量が少なくなると「水源地」から500m~700m位までは川底見えない状態でしたが現在の汚れは30㎝位となっています。     

                                               佐藤 陞

 

2009年09月05日