回帰水(無農薬号)を水耕栽培に使用しています。

 

ここ北広島は札幌と千歳の中間あたりに位置する道央部。
私のところでは、水菜、小松菜、春菊、ほうれん草といった、いわゆる葉野菜を作っています。
「地産地消」で、作物は札幌の生協30店舗くらいに卸しています。このハウスで広さが1反ほどですね。栽培の方法は、土は使わず培地に水と肥料を混ぜた液をしみ込ませて作る、水耕栽培です。回帰水(無農薬号)を使い、モーターで中の水を循環させて作っています。

 

真に健康な土には虫がわかず、病気もなし

4年になりますね、ここでハウスを始めてから。
実は私、農家の出身ではなく、そもそもは大阪で生協の職員として働いていたんです。担当は産地直送品。その一方で、妻に食物アレルギーがあったのがきっかけで、「食」の重要性を意識するようになりまして。
で、仕事で生産者と接していくうちに農業に興味がわいてきて。援農に参加したりするにつれ、安全な物を供給する使命感に駆られたというか、自分が作る側に回ろうと。
それで、農業実習生や畑での就農を経て、ここにいるというわけです。実習の時分には、20年間無農薬・有機農法を続けているという畑で作業をしていましたが、知ってますか?

無農薬というと、虫がいっぱいついて駆除などに手間がかかると思うでしょ。でも、そうじゃないんですよ。本当に豊かな土を使った畑というのは、虫がまったくわかないし、作物が病気にもならない。健康なんですね。

 

回帰水で発芽率が高まり、病気も出にくく

回帰水は、最初から使っていたわけじゃありません。一昨年の夏に、ほうれん草が全滅しちゃってね。要になる水をなんとかしなくては、とグリーンプラネットの講習会に出ていろいろ話を聞くうちに納得できたので、その年の冬から使うことにしたんです。結果は、導入する前と比べて発芽率が高くなったのと、病気が出ないことかな。消費者からは葉が柔らかいとも言われますね。でも喜んだのもつかの間、翌年の7月に、今度は私がくも膜下で倒れてしまったんです。合併症で水頭症を発症してしまい、頭がぼっこり腫れちゃって。それがゴールド21を飲んだ翌日、はっきりわかるほど腫れが凹んでいたんです。
びっくりしました。それで回帰水を飲み続けていたら、3ヵ月の入院を要するとの診断だったのに1ヵ月半で退院。
医学的なことはわかりませんが、入院が半分ですんだのは助かりましたね。

最終的な目標は、有畜複合循環型の農業です。
牛や鶏などの糞で堆肥を作り、それで豊かにした土地で育てた作物を出荷するという。その時に回帰水との相乗効果がどうなるか、楽しみですね。
もう一つ、及ばずながら後進の指導も。この間まで中国からの農業実習生を預かっていましたが、とても熱心で。自分がたくさんの人たちのお世話になってここまで来られたぶん、自分も誰かに返していかないと、と思っています。

2009年08月19日