清掃のビジネスを始めたのは昭和63年の11月ですから、もう今年で19年目に入ります。
最初は病院関係や事業所だったのですが、こちらに店舗を構えた7年前ぐらいから少しずつ個人のお宅のハウスクリーニングが増えてきました。
私どもは直接現 場でお客様とお話し合いをしながら、どこをどうきれいにしていくかを納得していただいてから仕事を進めます。ですから、仕事をやり終えて、検査していただ いてもほとんどクレームがつきません。そうやって仕事が評価されてきますと、ご紹介でまた仕事が来ます。それが一番うれしいですね。
個人のお宅をクリーニングするときはとても気を遣います。
中には化学物質に過敏な方もいらっしゃいます。ですから合成洗剤などは使えません。あるお宅では余計な物質を家の中に持ち込んで欲しくないから、外からやってくれと言われたこともありますし、仕事で着るユニフォームも合成洗剤でなく自然回帰水で洗ってからというお客様もいらっしゃいます。
4年ほど前までは掃除は合成洗剤で落とすものだと思っていましたが、環境のことやお客様の健康のことなどを学ぶようになって、なるべく洗剤を使用しないでクリーニ ングしたいと考えるようになりました。それで3年前に磁気で水を活性化させる装置をつけたのですが、塩素が完全には取れなかったのです。新築の家の掃除を するとき塩素が入っている水を使うと、素材である木材が活きてこないし、塩素が残ったままでは過敏症の方には害になります。プロなら、すべてのお客様にご満足していただかないといけませんから、塩素のある水は使いたくないのです。それで、掃除にいい水はないかと探しておったのです。
平成18年の6月、偶然松本さんとお会いしまして、自然回帰水のお話を聞いたのです。それでこれはということで、青山の本部まで話を聞きに行きました。そのときそこにいらっしゃった皆さんの目がキラキラしていて、これは正直な人達だと感じました。それでお水をいただいて、飲んだり玄米を炊くのに使ったりして違いがわかり、仕事に使おうと思いました。
新築の現場では窓はもちろん、床から壁、天井まで水で拭き上げるのです。建坪30坪ぐらいの家でしたら18リットルタンク3本、それ以上大きな家なら5本ぐら い回帰水を使い切ります。普通のお掃除屋さんはそこの家の水道水を使いますが、私どもは回帰水のタンクを持って行きます。お客様から洗剤が入っているんですかと聞かれたら、これは塩素が入っていない、エネルギーがある水なんですよとご説明しています。
これまでは水道水+洗剤というパターンで、冬になると指先が割れてしまうほど手が荒れるのですが、回帰水を使うようになってそれがなくなりました。ゴム手袋を使って仕事をする人もいますが、私どもは手の感覚で仕上がっているかどうか見極めるので、手袋なんかしていられないのです。平成18年の秋口から回帰水 を使うようになって、今年の春、手が荒れていないことに気がついたのです。プロは毎日水を使って仕事をしますから、これは大変うれしいことですね。うちの社員は最初回帰水を使わなかったのです。車に積むのが重い、下ろすのが面倒、現場まで運ぶのが辛いとか言いまして。でも結局ひと月もたったら回帰水の良さが理解できて、もうそれ無しには仕事ができなくなりましたね。
いまは換気扇のように油汚れがひどいもの以外は、大体回帰水だけで汚れを落とせるようになりました。水道水で洗い流しても、最後は回帰水をサッとかけます。そうするとほとんどのお客様は、回帰水の気持ちよさをわかってくれます。
ちょっとプロのノウハウをお教えしましょう。活躍するのは回帰水のスプレーです。ビニールクロスの壁紙だったら、まずスプレーをしておいて汚れを浮かせればあと は拭き取るだけ。汚れがきついときもスプレーすればこすり落とせます。お風呂のバスタブもトイレットペーパーかキッチンペーパーを貼っておいて、それにスプレーして1時間ぐらいおいてからスポンジでこすれば湯あかも落ちます。私たちはその他にもプロの道具を使用しますけれどね。汚れがこびりつくまで放っておかなければ、洗剤を使わなくとも回帰水を上手に使い、きれいにできます。ぜひ試してみてください。