農業に使える自信がつきました

 

自宅にVIPをつけており回帰水のよさは実感していたので、家業の農業にもうまく使えないものかなあと思って。畑の解毒をしたかったこともありました。化学肥料を使っているので、回帰水で土中に残留している悪いものを下層に流してもらおうと思ったんです。無農薬号を試してみたけれど、スプリンクラーが全く回らなくて。径が小さすぎて圧のバランスがうまくとれなかったらしいんだね。タイセイの耳塚社長にも来ていただいたりして試行錯誤を重ね、結果、重量30kgの特注大型無農薬号ができました。

 

いろいろな作物で実験開始

ナス、トウモロコシ、イチゴ、メロン、スイカ、etc。いろんな作物に試してみました。端的にいうと、成長が早くて糖度が高い。もちろん、そこには天候や肥料の時期・量などとの兼ね合いがあって、いちがいには言えないけどね。ナスはよそより1週間早く出荷できて経済に結びついた一方、メロンでは苦労しました。回帰水のエネルギーがありすぎるのか先に中が熟してしまい、外皮の網との成長バランスがとれなかったり…いろいろと。ほかにも、出荷後「割れている」と苦情があって調べてみたら、確かに箱がびしょびしょなんだけど、割れたんじゃなく、ツルの部分の両脇から水分が染み出ていたんです。ひとつひとつが貴重な体験でした。


真っ先に売り切れるキャベツに

うちのメイン商品はキャベツ。やっぱり、毎日食べてもらえる作物だからね。回帰水を使うのは、玉になる前まで。でないと、回帰水を飲みに来た鳥たちにみんな食べられてしまう。それに肥料の吸収がよくて、いくらあげてもキリがないし。差が出るのは大きさじゃなく、巻きのみっちり度ですね。出荷の際は箱単位で大きさは変わらないから、個数はだいたい同じ。だけど重い。普通は1箱が約8個で10kgだけど、うちのは12kgはあるもの。それだけしっかりしているということ。同じ値段ならどちらを選ぶかは、言うまでもないでしょう。鮮度のもちもいい。うちのは東北の野菜市場で扱ってくれているけど、送るのに2日かかる。それでも他のキャベツをさしおいて、真っ先に売り切れるって、担当者から言われました。農家冥利に尽きるよね。うちでは出荷箱のひとつひとつに、きちんと屋号を入れています。それだけ商品に自信と誇りをもっているからだけど、同時に農家としての誠実さと責任だとも思うから。「石の上にも5年」で、やっと納得のいくつきあい方がわかり、他の人にも「回帰水はいい」と言えるようになりました。

今の時代、中国から農産物は進出してくるわ、ハウスに使う灯油代は上がるわで、真面目にやっていても農家には厳しい時代。せめて自分でできる工夫はしないとね、回帰水はそういう意味では、ひとつの選択だと思いますね。

 

2009年06月07日