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「ラズベリー」沼沢政春さん〜回帰水での農業〜

 

 

初夏の「佐藤錦(桜桃)」、秋の「ラ・フランス(洋梨)」とすっかりブランドが定着しているフルーツ王国・山形県。

その山形県北部の舟形町で5年ほど前から、ラズベリー栽培に取り組んでいるのが沼沢政春さんです。

ラズベリーの宝石のように美しい、真っ赤な実を食べたことがありますか?

日本ではまだ一般家庭には馴染みが薄く、おしゃれなケーキにトッピングされたり、シャーベットやジャムに加工されたりと、パティシエやシェフといったプロ達に使われることの方が多い果実です。

実は、沼沢さんは「春ちゃん農園」として、以前から有機の米づくりをしてきた人。

自然回帰生水器『無農薬号』が活躍し、田んぼには『農業用どんぶら子』が浮いています。山形県のブランド米である「つや姫」などを栽培し、厳しい審査を通って認定証も取得済み。

その沼沢さんが何故、ラズベリーを? と思ってたずねると「米づくりの合間に何か作れるものはないかと思ってね」。

有機栽培の米は収穫時期が遅いため、田植えが済んでからけっこう時間があるとか。

ラズベリーの収穫は7月から10月頃までとちょうど良いし、大型のハウスもいらず、舟形町の気候に合っていて、手が掛からないと勧められたそうです。

「でも、だまされたようなものだよ!」と、口では言うものの眼鏡の奥の目が、いたずらっぽく笑っていました。

確かに、ラズベリーは11月には根元を残して株を切り取ってしまうため、冬の間は雪に埋もれて野うさぎや野ねずみの被害にあわず、

夏の気温も低めで日照も弱いこの地方は、主産地であるヨーロッパや北アメリカの気候とも似ていて、栽培に適しているのですが……

春になって株から新しい芽が出てくると、天候次第で枝の伸び方も、花の咲き方もその都度違い、受粉に必要な蜂も少ない年があったりと、気の休まる暇がありません。

しかも実が熟してくると収穫は毎日、1日に2度、3度ということもあり、シーズンの間は「年中無休もいいところ」。

朝方まだ色の浅い実が昼過ぎには深紅という熟しの早さのため、その日のうちに処理しなければならないのです。一つひとつ手摘みし、中央の芯の部分をそっと取っていく、根気のいる仕事です。

沼沢さんのところでは、朝晩、無農薬号の回帰水をタンク一杯汲み、軽トラックでハウスに運んで散水しています。

肥料は春の元肥のみで、これまた全国的に有名な「舟形マッシュルーム」の菌床を利用した堆肥を使用し、後は除草剤も消毒薬も一切なし。

そのまま食べるものですから、洗わなくても安心していられるのは何よりです。こうした取り組みは行政にも認められ、平成27年9月に※エコファーマーに認定されました。

「回帰水のおかげで、うちのラズベリーは実が大きくて甘い!」と、自信たっぷりの沼沢さん。

新しいフルーツブランドとして知られるようになるのも間近かもしれません。


※たい肥等を使った土づくりと化学肥料・化学合成農薬の使用量を低減させる取り組みを一体的に行う計画を立て、その計画が県知事に認められた農業者のこと。


 

 
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