回帰水で合併浄化槽をきれいに

 

 

この辺りは約100戸の集落がありますが、いわゆる下水道といわれるものはありません。じゃあ、汚水をどう処理するのかと言いますと、半分以上はまだ生活排水はそのまま排水溝へ流し、し尿は「汲み取り式」です。残りが私どものような合併浄化槽を各家庭で用意して、そこで浄化した水を排水溝に流しているという状況です。

公共下水道ができない綾部市の市街地でも下水道は徐々に整備されつつありますが、農村部で生活排水やし尿を浄化するためには、「農業集落排水」あるいは「合併浄化槽」という2つの方式が採られています。私の家では喫茶店(茶房『風』)を始めるのに合わせて合併浄化槽を設置しました。

合併浄化槽と言っても、都会の人には理解できないかもしれませんね。ちょっと説明しますと、風呂や台所の生活排水とし尿が第1の浄化槽に入り、そこでバクテリアの力で汚水をある程度分解します。次に第2の浄化槽に空気を送りバッ気し、やはりバクテリアの力で汚水を浄化。浄化された水と沈殿物が第3の浄化槽に溜まります。この水を塩素で滅菌して、排水溝へ流すというわけです。でも最近、洗濯の合成洗剤や入浴剤、それに家庭用の除菌剤やトイレの臭い消しなどがどんどん出てきていますから、そういうものを使っている家庭から流れる下水はバクテリアも死んでしまうだろうし、ほんとうにきれいに浄化された水が河川に流されているかどうか…。私はかなり疑問を持っています。合併浄化槽を使うということは、油を流してはいけないとか、除菌剤を使ってはいけないなどの決まりがあるし、定期的に保守管理をしてやらないとヘタをすると浄化されないし尿が排水溝から流されて、河川を汚染してしまいます。

我が家は浄化槽のルールを守って流しているので、水道水でも回帰水でもそれほど変わらないと思っていたのですが、たまたま2年前に自分のところから流れている排水溝を見たら、よそ様よりきれいだなと感じたのです。私の家では平成13年にVIPを導入しました。それ以来回帰水をどんどん流しています。洗濯もどんぶら子を入れてできるだけ洗剤を使わないようにしています。そういうところに違いがでてくるのかなと思って注意深く観察していますと、やはりうちの排水溝の出口はヌメリが少ないように思います。VIPを付けた1年後にうちの家内が浄化槽の掃除に来た業者に、「きれいですね、いつ清掃したのですか?」と聞かれたらしいです。やはり、回帰水には浄化能力があるのかなといまではそう思っています。

 

2009年06月07日